公開日 2019年05月14日
更新日 2021年09月26日
春鍬祭(はるくわまつり)
〈樋越地区、藤川地区の一部〉 日程:2月11日
樋越神明宮の春鍬祭は、寛政10年(1798)にはすでに行われていたようです。この祭りはその年の豊作を予祝して行う田遊びの神事で、毎年2月11日に神明宮で行われます。神明宮の拝殿で祭典が行われた後、榊や樫の枝に餅をつけ、鍬に見立てたものを持った「鍬持(くわもち)」が拝殿の前でくろぬりの仕草などをし、祭典長の禰宜(ねぎ)が頃合いを見て「春鍬よーし」と叫ぶと、一同が「いつも、いつも、もも世よーし」と唱和します。
これを3回繰り返すと、持っていた鍬を投げ、観衆が鍬を奪い合います。とった鍬を家に飾っておくと、養蚕があたり、また、一緒にまかれた稲穂のついたままの初穂を拾った人の家は、豊作間違いなしといわれています。
※春鍬祭は平成14年2月12日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。(群馬県内で4件目)
※平成26年度 神明宮春鍬祭保存会が地域文化功労者表彰を受賞しました。
春鍬祭の映像がご覧になれます。
以下のバナーをクリックすると、リンク先の「地域文化資産ポータルサイト(地域文化デジタル化推進協議会)」で公開されている、春鍬祭の映像(動画)がご覧になれます。
令和6年度の開催日時
場所:神明宮(玉村町大字樋越412番地4)
日時:令和7年2月11日(火曜日・祝)
15時00分 原森公民館に集合した鍬持たちが神明宮に向かう
神明宮の拝殿で神主・禰宜・氏子総代・作頭・鍬持たちによる祭典
15時30分 境内で春鍬祭の本番
16時00分 終了
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