公開日 2015年10月09日
たまむら歴史探検隊の調査報告
こんにちは。おたまです。たつながだよ。
歴史資料館の開館20周年記念事業の一つとして8月6日に「たまむら歴史探検隊」を開催しました!
広報たまむら10月1日号(10月5日発行)の特集記事に掲載されたのよ。みんな読んでくれたかな?
探検隊には町内の小学校に通う3名が参加してレポートしてくれました。
隊長はぼくで、副隊長がおたまちゃん。
今回は玉村町の郷土カルタ「たまむら歌留多」の札をもとにめぐったよ。
隊員紹介です。
左から、金子新君(3年生)・丸山駿平君(3年生)・船岡蒼太君(5年生)です。
これから歴史探検に出発だ!おー!
まずぼくたちが向かったのは「く−軍配山 采配ふるった 滝川一益」の札が示す「軍配山古墳」。
軍配山古墳は4世紀に造られた円墳で、ここから勾玉や鏡が出土しているんだよ。
ぼくとおたまちゃんは待機して、隊員3名が軍配山に登ってきてくれたよ。
戦国時代に織田信長の家来である滝川一益という武将が、神流川合戦のときにここで軍配を振るったと伝わっているんだ。地域の人たちは御幣山とも呼んでいるよ。一益の軍配により、御幣山を軍配山といいならわすようになったという伝承が残るよ。
頂上から神流川方面の写真を撮ってみたよ。
田んぼがよく見えるな~。
実は、この歴史をまちづくりに活かそうと活動に取り組んでいる人たちがいるんだ。
「玉村手づくり甲冑愛好会」という団体で、ぼくたちは代表の茂木さんにインタビューをしてきたよ。
手づくり甲冑愛好会 代表 茂木賢一郎さん
茂木さんは会の活動の様子や、甲冑の作り方など色々なお話を聞かせてくれました。
会員は35名いて、ふるさとまつりのパレードや産業祭、高崎の箕輪城のお祭りにも参加しているそうです。こうした活動を通して町を元気にしたいと話してくれました。
こちらが茂木さんの作った甲冑。
隊員たちも本物さながらの甲冑や刀、鉄砲に大喜び!
鉄砲も刀もかっこいいね。とても似合ってるよ!
これが全部手作りだなんて、すごいよね!
材料には床材、トタン、靴のひもやヘルメットも使うんだって。アイデア満載の甲冑なんだね。
ぼくもおたまちゃんも興味津々でした!
次に私たちが向かったのは、「い−石垣に面影残す 川井城」の札が示す「川井城跡」よ。
さきほど登場した滝川一益と敵対した北条氏の出城だったの。
齊藤定盛と基盛兄弟が守っていたけど、滝川一益に攻め落とされてしまったわ。
今では八千矛神社が建っていて武神である摩利支天(まりしてん)を祀っているの。現在祠のある台地は城の櫓台(やぐらだい)の跡といわれているわ。
さて、お昼休憩タイム。
せっかくなので、道の駅玉村宿に行って軍配山ラーメンを食べることにしたよ。あ~お腹ペコペコ。
ほら、おたまちゃん!これが軍配山ラーメンだよ!
おいしそうね~!
あっというまに完食!ごちそうさまでした!
さぁ、午後は「ね−願い事 足を運ぶは八幡様」の札が示す「玉村八幡宮」よ。
ここでは八幡宮の職員の梅林さん(左から2番目)と市川さん(左)にお話を聞かせていただきました。
玉村八幡宮は最初角渕にあったのよ。歴史ある神社なの。
こちらでは神社の歴史や貴重な文化財、参拝方法などを教えてもらいました。
ここが神様のいる本殿よ。
玉村八幡宮は見所がいっぱいあるのね。
境内の見ざる・言わざる・聞かざると同じポーズで記念写真(笑)
文化センターに戻って来てレポートをまとめたよ。意外と難しいね…。
最後に隊員たちに賞状が手渡され、無事に歴史探検を終えることができました!
みんな、一日よくがんばったね!お疲れ様でした!