認知症を理解する

公開日 2019年05月01日

 認知症の人や介護する人が安心して住みなれた地域で生活を継続できるよう、家庭で、職場で、地域の皆さんで、認知症について正しい理解をしていきましょう。

認知症とは

 認知症とは、さまざまな原因により脳に変化がおこり、それまでできていたことができなくなり、生活に支障をきたした状態をいいます。

認知症の診断・治療

 少しでも早い時期に診断を受けることが、その後の人生にとって最も良い選択になります。
 認知症と診断されても、適切な治療やケアを早く始めることで、進行を遅らせることや、希望にかなった生活に備えることができます。
 まずはかかりつけ医にご相談ください。

認知症の始まりに気づく変化

 下記のような変化に思い当たるときは、なるべく早く、かかりつけ医や専門医等に相談しましょう。もし、本人が受診を拒否する場合には、無理強いをせず、事前にかかりつけ医や地域包括支援センターなどに相談して、本人が安心して受診できる方法を考えていきましょう。

  1. 同じ話や質問を何度もする。
  2. 物をよく置き忘れる。
  3. 最近の出来事が思い出せない。
  4. つかみどころのないおしゃべりをする。
  5. 好きだったことをやらなくなった。
 具体的な予防方法としては、
  1. ウォーキングや体操などの運動をする。
  2. 新聞を読む、日記をつけるなど、意識して頭や手を使う。
  3. 仲間や友人、家族と会話を楽しむなど楽しい時間を過ごす。
  4. 野菜や果物、魚を多めに食べる。
    野菜などに含まれるビタミンCやビタミンE、βカロテンなどの抗酸化作用が認知症予防に効果があると考えられています。また、サバやイワシ、アジなどに含まれるDHAやEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸には、脳の神経伝達をよくしたり、脳の血の流れをよくしたりする働きがあります。
  5. 趣味に積極的に取り組む
    料理や旅行、園芸などの趣味の活動や囲碁や将棋、麻雀などの頭を使うゲームは計画力や思考力を多く使うため、認知症の発症を遅らせる効果が期待できます。

 毎日楽しく行うことが大切です。本人が嫌がるのに強要するのは、ストレスや自信喪失につながり、逆効果の場合も少なくありません。

認知症疾患医療センター

  • 群馬大学医学部附属病院(前橋市) 027-220-8047
  • 上毛病院(前橋市) 027-266-1814
  • 老年病研究所附属病院(前橋市) 027-252-7811
  • サンピエール病院(高崎市) 027-347-4477
  • 田中病院(北群馬郡吉岡町) 0279-54-5560
  • 篠塚病院(藤岡市) 0274-20-1103
  • 西毛病院(富岡市) 0274-63-8120
  • 吾妻脳神経外科循環器科(吾妻郡東吾妻町) 0279-68-5211
  • 内田病院(沼田市) 0278-24-5359
  • 原病院(伊勢崎市) 0270-74-0633
  • 美原記念病院(伊勢崎市) 0270-20-1700
  • 日新病院(桐生市) 0277-30-3660
  • つつじメンタルホスピタル(館林市) 0276-57-6366

成年後見制度・地域福祉権利擁護事業の活用

 認知症が進行して寝たきりになる頃には、自分で介護や医療上の決定ができなくなります。
 早期に診断を受けても、できるだけ自分の力で生きていきたいと思う人、あるいは、頼るべき人もなく、自分で生きて行かざるを得ない人も少なくありません。
 そういうときは、成年後見制度地域福祉権利擁護事業を活用しましょう。これらの制度を十分利用すればかなり進行するまで自分の意思に沿った生活をすることができます。

認知症サポーター養成講座 ~住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを目指して~

 認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、偏見をもたず、認知症の人や家族を温かく見守る「応援者」です。

 地域や、はたらく場で、認知症の人を見かけたら、やさしく声かけができるように一緒に学んでみませんか。養成講座を受講した人には、認知症テキストおよび、サポーターカードが渡され、社会全体で認知症を支える仲間の一員となります。また認知症の方へ接する際の心がけについては寸劇を交えてわかりやすく解説します。

認知症サポーター養成講座の開催について

 認知症サポーター養成講座は町民を対象に定期的に玉村町役場で実施する他、中学校や高校、企業、各種団体向けにも「出前講座」を行っております。詳細は下記の問い合わせ先までご連絡ください。

認知症サポーター養成講座チラシ[PDF:92.2KB]

 お問い合わせ:玉村町地域包括支援センターやくば(電話0270−64−7721)

チームオレンジ

チームオレンジとは、認知症の本人・家族のニーズと、認知症サポーターを中心とした支援を繋ぐ仕組みです。本人や家族が地域とつながりを持ち、安心して希望ある生活を送る事を目的に活動します。

具体的活動例:見守りウォーキング、認知症カフェ、森林散策など

チームオレンジチラシ[PDF:290KB]

 オレンジカフェ(認知症カフェ)

 オレンジカフェとは、認知症の人やその家族、最近もの忘れが気になる人など、だれでも気軽に参加できる場です。日頃の悩みや不安、心配事などをお話しませんか。

 すべて申し込みが必要です(参加費無料)。

 

お散歩カフェ…日時:令和7年3月(予定)

        場所:道の駅 玉村宿(予定)

 

ときめきカフェ…日時:毎月第1木曜日、午後1時30分~午後2時30分

         場所:北部公園 管理棟

 

お結びカフェ…日時:毎月1回不定期、午後2時~3時

        場所:玉村八幡宮

 

オレンジカフェ in わいわい にしきの…日時:奇数月の第2火曜日、午後2時~3時

                   場所:特別養護老人ホームにしきの園 新館1階

 

オレンジカフェ in わいわい 八幡原…日時:偶数月の第2月曜日 午前10時〜11時

                  場所:八幡原公民館

 

オレンジカフェ in わいわい 南玉…日時:年4回 第4木曜日 午前10時〜11時

                 場所:南玉公民館

 

詳しい日程やお問い合わせ先は オレンジカフェ(認知症カフェ)一覧[PDF:2.29MB]  をご覧ください。

認知症相談窓口

 認知症や介護について気軽に相談できる認知症相談窓口として、町内の3施設を紹介します。「群馬県地域密着型サービス連絡協議会」が開設した相談窓口です。

 ○小規模多機能プラムの森inかみのて…日時:月~土曜日、9時~18時営業

                            電話:0270−61−8883

 ○小規模多機能型居宅介護タマメディカル藤川…日時:随時

                                 電話:0270−65−0330

 ○グループホームタマメディカル五料…困った時はまずお電話をください。

                            電話:0270-30-6111

家族のつどい・本人ミーティング

 家族のつどいは、介護する家族同士で日頃の悩みなどを語り合います。本人ミーティングは、認知症のご本人が集まり、不安や心配事、日頃抱えている「思い」を語り合います。当事者だからこそ、わかり合えることがあると思います。是非ご参加ください。

 家族のつどい・本人ミーティングチラシ [PDF:330KB]

 お問い合わせ 玉村町地域包括支援センターやくば 0270-64-7721

認知症初期集中支援チーム

 認知症初期集中支援チームとは、認知症になって困っている方への早期対応・早期支援を目的とし、認知症専門の医師・保健師・理学療法士・社会福祉士などで構成された専門職のチームです。40歳以上で在宅で生活している人が、認知症状などで介護や対応に困った場合にチーム員がご家庭を訪問しサポートします。

認知症地域支援推進員

 認知症の人や家族に、必要なサービスに関する相談や助言を行うとともに、医療や介護関係機関との連携を図ります。町の3カ所の地域包括支援センターにそれぞれ配置されております。

この記事に関するお問い合わせ

健康福祉課 高齢政策係(地域包括支援センター やくば) 
住所:〒370-1192 群馬県佐波郡玉村町大字下新田201
TEL:0270-64-7721
FAX:0270-64-7722

PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。

Adobe Acrobat Readerダウンロード